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かえるの王子様の公式サイトへようこそ!

創作SF小説「銀河大戦」 第4シリーズ 好評連載中!

銀河大戦シリーズ集大成となる第3作品目「銀河世紀」連載開始!

現在、多忙につき、更新および返事が遅くなります!

DATE: CATEGORY:SF小説 銀河大戦
第48話 未知の生物との接触


アグライア号が発進したと同時に、ハヤトはダイダロスゼノン号のシルビアに通信し、爆音と地響きがあった一部の地下都市の状況を分析させた。その間、メフィストスは、いったん地上へとアグライア号を不時着させ、少年を乗り込ませるとまた発進させた。

シルビア「ハヤト、やはり地下のサーチは出来ないわ。けど、サーモセンサに熱反応があったわ」
ハヤト「よくやった。シルビア」「で、どうだ?」
シルビア「ええ、何か大きな塊が地下を動いているみたい。けど、ここからはこれ以上は無理ね」「後は、そちらから分からないかしら?」
メフィストス「分かった。ではこちらからも分析をしてみよう」「それから、いったんこちらに来てくれ。ハヤトとガイアをそちらに」
シルビア「了解」

ダイダロスゼノン号はバーナード星上空まで降りてくると、アグライア号と空中でドッキングし、ハヤトとガイアを回収した。ハヤトはその際少年も一緒に連れてきた。

シルビア「ハヤト、その子は?」
ハヤト「ああ、この星の子だ」「他にも地下のあちこちに都市があるらしい」
シルビア「それで、さっきも熱反応があったのね」「ここからそう遠くない場所みたいよ」
少年「まさか……僕達の住んでいた場所じゃないよね」
シルビア「それは……ちょっと分からないわ。私達は、この土地のどこに地下都市があるのかさえ分からないのよ」
少年「僕、分かるよ」
ハヤト「ホントか?」
少年「うん、実は父さんに内緒で友達とあっちこっち探検したりしててさ。他の都市の子とも時々遊んだりしてるからね」「地下都市は都市ごとに巨大な扉があって、そこは大人の許可がないと通れないんだ。そこはたぶん他の都市へいける通路だと思うんだけど、僕達子供しか通れない狭い穴もあるんだ。」「だから頭の中に入ってるよ」「地下都市は、そう多くないしね」
シルビア「じゃあ、いくつあるの?」
少年「うん、地下都市は全部で五つ」
ハヤト「五つ?」「他には?」
少年「ううん、ないよ」「以前はもう少しあったみたいだけど、あの化け物に襲われて……」「だから大人たちは他の星に助けを求めたんだ」「けど、けど……誰も助けに来てくれないんだ。だから僕達は、このままここで死ぬしかないんだ」
シルビア「そんな……酷い」
少年「そしたら、僕達の星の近くに船が飛んでるのを見つけたって誰かが言って……これで僕達助かると思ったのに……」

少年は大粒の涙を流しながら、その小さな両肩を震わせていた。


アグライア号のメフィストス提督から中級の熱源反応があったと連絡が入った。

ハヤト「……と言うことは、どこかの都市が、何かに破壊されたと言うことか。このままでは、地下の人々が危ない」

ハヤトは、いてもたってもいられず操縦かんを握り地上すれすれの飛行を続けた。
シルビア「ハヤト何を?」

シルビアの声と同時に通信が入った。

メフィストス「ハヤト、何をしている」
ハヤト「何をって?もちろん、地下にいるという化け物をおびき出すんですよ」
メフィストス「それは危険だ。相手がとんなものかも分からないんだぞ」
ハヤト「だが、このままでは地下にいる人々も危険なんだ。化け物がこっちに気を向けてくれれば人々が逃げる時間も稼げるはずだ」
ケンジ「先輩、俺も先輩の案にのります」
メフィストス「こら、ケンジ、君まで何を言っているんだ」
ケンジ「艦長、無茶かもしれないですが、このままこの星の人たちをほおってはおけません。乗りかかった船だし、この星の人たちが救えなくてこれからやろうとしている事が出来るとは思えないんです」「きっと、俺の兄も黙って見過ごすことは出来ないと思います」「お願いします。やらせて下さい」
メフィストス「仕方がない。分かった。が、もしもの時には……分かっているな?」
ケンジ「はい」

ダイダロスゼノン号とアグライア号は高度をギリギリまで下げ、地下にいるという化け物をおびき出そうと速度を落としながら暫く様子を見ていた。それから10分ほどたっただろうか、地下に動きが見られた。と思った瞬間、地面が裂けると同時に巨大な塊がアグライア号にぶつかった。

ケンジ「うわっ!」
メフィストス「ケンジ、機関の損傷具合を確認してくれ」

ハヤト「アグライア号、大丈夫か?」
メフィストス「ああ、とりあえずはな。しかし、敵を見ることが出来なかった」「そちらで何か分かるか?」
シルビア「はい、後方のカメラがそちらの様子を捕らえていました」「モニターで出します」

シルビアが言う通り地割れが起こると同時に、長い何かがアグライア号に接触した様子を捉えていた。

少年「なんて大きいんだ。あんなのが地中にいたなんて……」「あんなのやっつけられるの?」
ハヤト「ああ、任せておけ」「俺達が必ずみんなを助ける」

ハヤトは、不安で今にも泣きそうな少年の肩に手を置いた。
そして、少年に約束すると地面をジッと見つめた。
運命はどこまで彼らを試すのか。そして、星に残された人々の運命は?


つづく


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