Information
かえるの王子様の公式サイトへようこそ!
創作SF小説「銀河大戦」 第4シリーズ 好評連載中!
銀河大戦シリーズ集大成となる第3作品目「銀河世紀」連載開始!
現在、多忙につき、更新および返事が遅くなります!
DATE:
2008/07/20(日) 17:06
CATEGORY:
第47話 未知の惑星
ケンジたちの乗ったアグライア号は、ワームホールを抜け出し、20万光年の距離を一瞬にしてジャンプして来た。この新しいジャンプ・ドライブ航法は無事に成功したが、出現と同時にサルページ船と思われる3隻の船に鹵獲されてしまった。
アグライア号の後に続いて、ハヤトたちのダイダロスゼノン号もジャンプ・ドライブしてきた。ハヤトは、アグライア号がアンノウンの戦艦に鹵獲されているのを察知した。しかし、ハヤトが彼らを助ける間もなく、アグライア号はバーナード星に連行されてしまった。
ハヤト「しまった。アグライア号が異星人に鹵獲されてしまった」
シルビア「彼らを早く助けないと」
ハヤト「ああ、わかってる」
ガイア「惑星の位置からするとバーナード星であると確認しました」
ハヤト「そうか……で、どういう種族がいるのか、まず調査しないとな」
シルビア「ホモサピエンスの存在反応があるわね」
ハヤト「そうか。それじゃ、俺とガイアで上陸する」「シルビアは、船で待機していてくれ」
シルビア「わかったわ。気を付けてね」
ハヤト「ああ」
一方、鹵獲されたアグライア号は宇宙船の解体工場みたいなところに格納されていた。
異星人の親分「さあ、とっとと降りろ」
ケンジ「なんだと」
メフィストス「やめろ、ケンジ。今は言う通りにするしかない」
異星人の子分「こいつは、良い船でっせ。高額で売れますぜ」
親分「ああ、こんな状況だ。戦艦なら政府も欲しがるだろうよ」
子分「お前らは、ここに入ってろ」
ケンジたちは、船の解体倉庫に閉じ込められてしまった。
ケンジ「艦長、どうして、あいつらの言いなりになったんですか?」
メフィストス「この星の様子がおかしい」
メアリー「どういうことですか?」
メフィストス「ウラヌス、どうだ何かわかるか?」
ウラヌス「はい、街がとても静かです。人がいません。物質のみ存在してます」
メフィストス「なるほど……」
ケンジ「どういうことなんですか?俺にはさっぱり……」
メフィストス「あいつらは、私たちを殺すことが目的ではないようだ」
ウラヌス「はい、私たちの船が目的でした」「船が必要というか……」
メフィストス「ま、その内、ハヤトが助けにくるだろうが……」
ウラヌス「この星には、あの異星人だけではないと思います」
メフィストス「そうだな。とても不可解だ」
ハヤトとガイアはバーナード星に上陸して調査を開始していた。
ガイア「おかしいです。地上に生命反応がありません」
ハヤト「すぐそこに街があるが、ゴーストタウンなんだろうか?」
ガイア「いえ、というより、地表ではない場所に生存している可能性があります」
ハヤト「この星に何かがあったと考えられるな」
ガイア「そうです。でも、放射能の反応はありません」
ハヤト「そうか。地下だな。たぶん」
ガイア「電波を遮断する鉱物が含まれていて、地下をサーチすることができません」
ハヤト「なら、あの街に行ってみるしかないな」
そのころ、異星人の親分は、バーナード星の王に謁見していた。
王「とうとう戦艦が手に入ったか?」
親分「はい、王様。これでやっと、この星から逃げれるかと」
王「早くしないとな。また、あれが襲ってくるかもしれん」
親分「王様。で、例のものは?」
王「わかっておる」「この星を出てからだ」
親分「では、ドックでお待ちしております」
親分は、地下都市の王宮から出ていった。
王「あいつらを処分しとけ」
王の近衛兵「は、かしこまりました」
王「こうなってはしかたがない」「あんなことさえなければ……」
ハヤトとガイアは街の中のあるビルに入っていき、一人の少年を発見した。
ハヤト「あ、ちょっと、君!」
少年「ん、何?」「って、あんた、この星の人じゃないでしょう?」
ハヤト「どうしてわかった?」
少年「そんな格好してる人はいないからね」
ハヤト「なるほどね。俺は地球という惑星から来たんだ」
少年「じゃあ、僕達を助けに来てくれたんだね?」
ハヤト「この星で何があったんだ?」「他の人達はどこにいる?」
少年「みんなは地下都市で生活してる」
ガイア「やはりそうでしたか」
ハヤト「案内してくれるか?」
少年「ん、いいよ。付いて来て」
ハヤトとガイアは、少年に連れられて地下都市に行った。ハヤトは、地下で生活している多くの人達を見た。ハヤトは、少年の両親のところに案内された。
少年「この人が、他の星から来た人だよ」
少年の父「ずっと、お待ちしていました」
ハヤト「どういうことですか?」
少年の母「私たちの星は、とてつもない化け物に襲われたんです。軍隊も全く歯が立ちませんでした。多くの兵士たちが殺されました。それで、私たちは街を捨てて地下に逃げ込んだんです」
少年の父「ずっと、密かに通信で救助を呼びかけていました」
少年の母「近隣の惑星からは、救助を拒否されました」
ハヤト「なぜ?」
少年の母「あれは、人智を遥かに越えている魔物だからです」
少年の父「通常の科学兵器では太刀打できません」
ハヤト「じゃあ、俺たちが来たことも、そいつにもう知れてるかもな」
ガイア「すぐに攻めてくることは十分考えられます」
ハヤト「それと、俺たちの仲間の船がどこかにあるはずだが?」
少年の父「ああ、それなら、たぶんわかります」「私の息子に案内させます」
と、そのとき大きな地響きが起こった。
少年の父「やつらが近付いて来ています」
ハヤト「早くしないとやばそうだな」
ハヤトは通信機でシルビアに交信した。
ハヤト「シルビア、やばそうな敵がこの星に近付いてる」
シルビア「わかったわ。で、ペガサスフォースは?」
ハヤト「居場所がわかった。これから救出に行く」
ハヤトは少年に案内されて、地下都市の外れにある解体工場のドックに侵入した。
ハヤト「ありがとう。君は、ここで隠れていて」「よし、ガイア行くぞ」
ガイア「はい、キャプテン」
ハヤト「おい、お前たち、動くんじゃないぞ。死にたくないだろ?」「ガイア、頼んだぞ」
と、そこへ、王の近衛兵までもが現れた。
近衛兵隊長「早く船を奪え」と兵隊たちに命令した。
親分「な、なんだと!あの王め!」
近衛兵隊長「お前には、もう用はない」
ハヤト「何?仲間割れか?」
ハヤトは、近衛兵たちを峰打ちで気絶させていった。
解体倉庫の中
ケンジ「ん、なんか、外が騒がしくなってるな」
解体倉庫のすぐ外
ハヤト「ケンジ、生きてるか?」と大声で叫んだ。
ケンジ「先輩、ここですよ!」と倉庫の中から叫んだ。
メフィストス「そろそろ出るか」
メアリー「え?」
メフィストス「ウラヌス」
ウラヌスが、倉庫の扉を勢いよく破壊した。
ちょうど、その時、ガイアも扉の前に来ていた。
ガイア「無事ですか?みなさん」
メフィストス「ハヤト、その人たちを殺すんじゃないぞ」
ハヤト「ああ、わかってる」
子分「あいつら何なんですか?親分」
親分「しかし、船を渡すわけにはいかないぜ!」
と、そのとき、大きな爆音と地響きがあった。一部の地下都市が破壊されたようだ。
メフィストス「ケンジ、早く船を出すぞ」
ケンジ「ラジャー!」
未知の異星人に鹵獲されたアグライア号を無事に取り戻すことができたが、新たに強大な敵が出現してきた。この見知らぬ敵との戦いに巻き込まれたハヤトたちはどうなるのであろうか?
つづく
コメントの投稿