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創作SF小説「銀河大戦」 第4シリーズ 好評連載中!
銀河大戦シリーズ集大成となる第3作品目「銀河世紀」連載開始!
現在、多忙につき、更新および返事が遅くなります!
DATE:
2008/08/28(木) 16:28
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第44話 謎の美少女 前編
ハヤト達が地球へ向かう途中、彼らと同じ方向へ飛ぶ謎の物体があった。しかし、レーダーで補足できる範囲外だった為、誰一人として気付く者はいなかった。
火星の銀河連邦軍基地から出発して数時間後、地球が望める間近まで来ていた。
ハヤト「いつ見ても地球はきれいだな」
シルビア「そうね……」
シルビアは、ハヤトに自分の惑星も地球と同じ様に美しい惑星だったことを話そうとしたが、現在の惨状を考えると、悲しみが込み上げてきて話すことができなかった。
ダイダロスゼノン号は、大気圏に突入し、成層圏内へと降下して行った。宇宙から見ていた美しかった地球は地上へと近づいていくと所々破壊され、壊された建物などがあちこちにあった。戦火の爪後は、まだ所々に残っていたが、各地の復興作業も順調に進んでいる様子だった。
ハヤト「地球の復興もだいぶ進んでいるようだな」
シルビア「あなたに会う以前の私は、あの戦いが、このような形で終結するとは思ってなかったわ。異種族同士が和解し合えるとは、とても考えられなかった」
ハヤト「それは君だって一緒じゃないか?君も俺達と今まで共に戦ってきたじゃないか?」
シルビア「そうね……」
ガイア「そうですよ。私もキャプテンと同じ気持ちです」
シルビア「ありがとう。ガイア」
シルビアは、そう言ったガイアの言葉に違和感を感じていた。以前のガイアは、このような感情的な発言をすることはなかったからだ。ガイアの体内には、ハイデビロンの技術によって、エモーショナルチップ回路が埋め込まれていた。これは、メフィストスのハヤト達に対する彼なりの粋な計らいでもあった。
ハヤト「じゃあ、これから、北アメリカ大陸のパシフィック連邦軍宇宙港に入港する」
ガイア「了解しました。キャプテン」
ガイアは、パシフィック連邦軍宇宙港の管制塔に通信をした。
ガイア「こちら銀河連邦軍所属の特務隊スターフォースです。識別コードの確認とドック入港の許可をお願いします」
管制官「確認しました。第17番ゲートより入港して下さい」
ハヤト達はドック入港後、女性兵士に作戦司令室に案内された。そこには、あのジンダイジ博士がハヤト達を迎えるために、わざわざ待機してくれていたのだった。
ジンダイジ博士「やあ、ハヤトくん、元気そうだね?」
ハヤト「ジンダイジ博士じゃないですか?お久しぶりです。どうしてこちらに?」
ジンダイジ博士「クロッペンシュタイン博士からの連絡で君達が、こちらに来ることを聞いていたのでな」
ハヤト「そうですか」
ジンダイジ博士「シルビアくんもハヤトくんを随分助けてくれたそうだね?感謝するよ」
シルビア「いえ、私は何も……」
ハヤト「ところで博士、我々はハイデビロン人の少女を迎えに来たんですが、どちらに?」
ジンダイジ博士「ああ、彼女はここにはいない。彼女は自宅にいると思う」
ハヤト「自宅……ですか?」
ジンダイジ博士「彼女は軍人ではないからね」
ハヤト達は、すぐにハイデビロン人の少女の自宅に向かった。自宅は、ここから車で約2時間のところにあった。彼女の自宅のマンションに到着して、シルビアはインターフォンを押した。
少女「はい、どなたですか?」
シルビア「メアリー、私、シルビアよ」
少女「シルビア様!?ちょっと待って下さいね?すぐに開けますから」
そう言って、小走りに走る足音が聞こえ、玄関のドアが開いた時、おとなしそうな地球人の少女の姿をした彼女が立っていた。スレンダーな体系で、髪は金髪のストレートのロング。淡い水色の水玉模様のワンピースを着て、シルビア達の前に現れた。
彼女の名前は『メアリー・グッドウィル』と言い、地球の民間人で17才の女子高生である。隕石落下により、半身不随となり、意識を失い植物人間となるが、ハイデビロン人のエレーナが彼女の体内に寄生した。エレーナ自身の性格は好戦的ではなく、この少女の代わりに、ひっそりと暮らすことを望んでいた。
シルビアがハイデビロン帝国の地球前線基地に居た時に発見されて、シルビアと同じ歌の才能が彼女にあったので、歌うたいの巫女として、シルビアにスカウトされたことがあった。地球人のメアリーは、身体部分だけが残っていて、彼女の意識自体は残っていないが、彼女のアイドル歌手になることの夢の残留思念だけが強く残っていた。
シルビアとメアリーはお互いに抱き合って、再会を喜んでいた。しかし、シルビアは素直に再会を喜ぶことができない葛藤にもあった。彼女を新しいメンバーとして戦場に連れていくのが自分の今回の任務だったからだ。シルビアは、彼女が戦いを好まないことを良く知っていたので、益々不安が募る思いであった。そんな彼女がどうして、自分達と共にアルマーズへ行き戦うことを了承したのか?シルビアには、まだ、彼女の真意が理解できていなかった。
つづく
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