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創作SF小説「銀河大戦」 第4シリーズ 好評連載中!
銀河大戦シリーズ集大成となる第3作品目「銀河世紀」連載開始!
現在、多忙につき、更新および返事が遅くなります!
DATE:
2008/08/28(木) 16:27
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第43話 故郷への募る思い
火星を出発してから、シルビアは艦内の自室で溜息を吐きながら、何か物思いに更けていた。自分の故郷(惑星アルマーズ)のことを考えながら、過去の辛い出来事が鮮明に思い出された。
シルビアは異能の力を持っていたために、幼くして両親から無理やり引き離された。それから、歌うたいの巫女として帝王に仕えてきたのだ。彼女の両親は、帝王に抵抗したために幽閉されてしまった。その時以来、両親に会うことは許されず、孤独の人生を歩んできた。両親は、現在どこにいるのだろうか、生きていてほしい、会いたいと。
壁際の椅子に座って、ボーッと窓の外の宇宙を眺めていると、インターコムが鳴った。
シルビア「はい、どうぞ」と言って、扉を開けた。
ガイア「ガイアです。どうかしましたか?具合でも?」
シルビア「いえ、別に、大丈夫よ」
ガイア「故郷のことで何か、心配事でも?」
シルビア「ええ、それもあるわ」
ガイア「そうですか」
シルビア「実は、アルマーズのどこかに私の両親が捕らえられているはずなの」
ガイア「それは、本当ですか?」
シルビア「ええ、まちがいないわ」
ガイア「それでは、何か捜し出す手懸りとかはありますか?」
シルビア「ええ、心当たりがないこともないわ」
そう言いながら、悲しそうに微笑んだ。ずっと、今まで堪えてきたために、溜っていた涙が溢れ零れ落ちた。
ハヤト「シルビア、そんな大事な事をずっと黙っているつもりだったのか?」
シルビア「ハ、ハヤト、いつからそこにいたの?」
ハヤト「始めからずっといたよ」
シルビア「もしかして、二人とも……心配してくれてありがとう」「でも、あなたたちのおかげで元気になったわ」
ガイア「そうですか、アルマーズに着いたら、ご両親を探しましょう」
シルビア「ん、ありがとう」
ハヤト「ああ、俺たちが付いている」
シルビア「ありがとう」
ハヤト「俺たちに内緒にしていたのはこれだけかい?」「俺たちは、一緒に今まで数々の厳しい戦いを潜り抜けてきた。だからこそ、お互い励まし合える仲間なんだ。一人で抱えこんで悩む必要なんかないんだよ。今度の戦いも、きっと何とかなると俺は思っているんだ」
シルビア「ええ、それと、もうひとつ、この事とは別の心配事があるの」
ハヤト「それは、君がさっき話していた少女の事かい?」
シルビア「ええ、そうよ」「彼女は、軍人ではないわ。でも、普通の人とも違う」
ハヤト「違う?」
シルビア「それは、彼女に直接会えば分かるわ」
そう言いながら、シルビアは地球にいる彼女の事を想い宇宙に広がる星々を見つめていた。
シルビアが話す謎の少女、軍人ではないらしいが、そんな彼女が、今回の厳しい戦いに参加するとは、どんな人物なのか?多くの謎を残したまま、地球に向かう彼らの先には、一体何が待ち受けているのだろうか?
つづく
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